恋の確率
私達は、だらだら話しいるうちに学校の門につく。


「はぁ、ドキドキする。早く、クラス表を見てこよう」


焦る恋に手を引っ張られ、小走りで私は恋についていく。


「あぁ、凄い人が込んでて…背が低い私じゃ…無理だよ」


泣きそうな顔で私に訴える、恋。


やっぱり、恋は、まだまだ子供だな。


「じゃぁ、俺が抱っこしてあげるよ」


「えっ?」


「ひゃぇ――――」


私も突然の事で何が何だか分からなかった。


――恋、叫んでるし・・・。


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