恋の確率
「あっ、私は3組で小春は4組みたい。近いね、ヤッタ★」


…星出てる。


普通に男の人に抱っこされながら言う、恋が…。


本物の子供に見えて…おもわず吹きだした。


「ぷっ、ふはっ。恋子供みたい」


私は腹を抑えて笑った。


「なっ、おろして」


顔を真っ赤にして男の人の顔を何度も叩く恋はやっぱり子供。


―――可愛い。


私はその光景を可愛いと思う始末。


「いてぇ、いてぇ」


男の人は、恋に叩かれて恋をおろす。


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