恋の確率
私は、無我夢中で走った。



早く、公園に行って恋に聞きたいことがたくさんあるんだ。



恋に聞いて…恋に大事なことを伝えなくちゃ…。




―ドカッ―



久し振りに走ったせいか、足が絡まり扱けた。



「痛ッ」



膝から、血が染み出していた。



―――それでも私は立ち上がり恋が待つ公園へと走った。



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