恋の確率
「小春ちゃーんじゃーん。何処行くのー?」



声のする方を向くと…。



「…」



私の体が思考が固まる。



嘘…。



なんで…。



私、怖いよ。



怖いんだよ。



「中条…」



「名前呼んでくれた。俺、凄く嬉しいかも」



ニカッと笑う、中条。



―ゾクッ―



背中に寒気が走る。



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