*きみに夢中*

『ふぅーん...』


沙恵は、あまり興味がないって感じの返事をした。


「えっ、驚かないの?」


『いやー、別に?』


は!?


「なんで!?」


『まぁ、確かに意外だったけど…別にあんな優さんだって、そんな事言われたって優さんの事、好きなんでしょ?』


「え...うん」


『なら、別に悩む必要ないじゃん、好きなもんは好きなんだから』


確かに...?


「うん...そうだよね」


『まぁ、明日は一緒に喫茶店、行ってあげるから!』


急に声が明るくなった沙恵。


「うん!明日もめげずに
告白する!」


『それでこそ、奈々だ!』

「うん!!」

『もういい?私忙しいから、じゃあまた明日!!』

ブチッ...プープープー...。


はやっ...。

そんなに、私との電話
めんどくさいかなぁ(笑)
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