写真立ての記憶
L アイツの存在
あれからしばらく経ったが、
俺と桃井は、会話もなく、
顔すら合わせないようにしていた。
休み時間になって、古澤が声をかけてきた。
「なぁ、最近元気ないけど・・・どうした?
まだ桜ちゃんと口きいてないのか?」
「まあな。俺にかかわるなって言ったのは、
おれ自身だしな・・・・。」
「そっか・・・・。」
あいつが側にいるようで、
すごく遠くにいる感じがしていた。
あいつと一緒にいないだけで、こんなにも
寂しいなんてな・・・・。
「和也、俺は桜ちゃんとお前、
お似合いだと思う。」
「・・・・・!?」
俺は古澤の発言に、言葉を失った。
俺と桃井は、会話もなく、
顔すら合わせないようにしていた。
休み時間になって、古澤が声をかけてきた。
「なぁ、最近元気ないけど・・・どうした?
まだ桜ちゃんと口きいてないのか?」
「まあな。俺にかかわるなって言ったのは、
おれ自身だしな・・・・。」
「そっか・・・・。」
あいつが側にいるようで、
すごく遠くにいる感じがしていた。
あいつと一緒にいないだけで、こんなにも
寂しいなんてな・・・・。
「和也、俺は桜ちゃんとお前、
お似合いだと思う。」
「・・・・・!?」
俺は古澤の発言に、言葉を失った。