ありがちな青春物語

友への告白


「ごめん。またマイワールドに入っちゃった。」

「大丈夫だよ。」


聡美の笑顔を見てやっと自分が落ち着いたんだと確信する。


「あのね、聡美。」


あの人達とのことを話す。


財布を拾ってあげたこと
無理矢理絡まれたこと


ただそれだけのことなのに、あたしはうまく話せなかった。

でも聡美はじっとあたしの目を見て頷いてくれた。


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