片色恋愛
涙色
「重いなぁ」
先生に運ぶように頼まれたみんなのノート。
先生のばぁか!!
他にもたくさん人がいたのに
何で、私を選ぶのよ。
「お、羅音じゃん」
トクン///
背中から聞こえる声に胸が鳴る。
「あ、斗真ー」
私の好きな人。
本人には絶対に言わないけど。
「相変わらず先生のパシリやってるのな?」
そう言って笑う斗真。
パシリなんて失礼な!!
「斗真も手伝ってよ!!」