片色恋愛
「で?なんだっけ?羅音は斗真君のことどう思う?」
「私ー?斗真なんてただの友達だよ。真央にぴったり♪」
自分で言ってて悲しくなる。
一人になりたい。
「私、急用思い出したからここでゴメンッ!!」
「え?うん。明日よろしくー!!」
とりあえず走って、たどり着いたのは知らない公園。
「ぅ…ひっく うぅ…ひっく」
恋のことで初めて泣いた。
こんなにも苦しくて。
壊れそうで。
諦めなきゃ。
斗真じゃなくても
きっといるから。