片色恋愛
限色


「少し落ち着いた?」


私はただコクンと頷くだけ



「そこのベンチに座って少し話さない?」

「…」



琶菜は無理矢理私を近くのベンチに座らせた



「これ、飲みなよ」

大好きなココアを差し出してくれる


「…ありがと」



静かな空間に私と琶菜の二人だけ…



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