片色恋愛
「ココア…美味しい…」
「本当──!?よかったぁ♪」
ニッコリ笑ってくれる琶菜
「ねぇ…、私に聞かせてくれないかな?無理にとは言わないけど」
すぐに真剣な顔つきになる
…話さなきゃ
全部、全部
琶菜に聞いてもらい
「…私、斗真のこと…ずっとスキ」
たったこれだけでも涙が溢れる
「ご、ごめん…ヒック…ぅう」
ちょっとビックリした琶菜だけどすぐ優しい顔で聞いてくれる
「いいよ…、ゆっくり話して?」