片色恋愛



「…聞いてくれて、ありがとう!!」


ニッコリ笑う私



「無理しないで?」


最後の最後まで優しい琶菜


「無理?してないよ?」



ただ、誰かに聞いて欲しかっただけなのかもしれない。



とてもね、晴れ晴れした気分なの




遠い空に向かって叫ぶ


「琶菜ーッ!!」

「ん??」

「私も、日曜日一緒に行くーッ!!」

「ぇ?」


笑顔で話す私



だって、前進しなきゃ

慣れなきゃ


『今』っていう環境に


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