片色恋愛
隠色
「失礼しまーす」
誰もいない保健室。
「先生…?」
シーン
本当に誰もいないみたい。
保健室の独特に匂いが鼻を刺激する。
匂いのおかげで自然にテンションも下がるし、とりあえずベッドに入りたい。
吸い込まれるようにしてベッドに近づく私。
カーテンを開けると私はそのまま一時停止。
だって、だって…なんでここにいるの?
さっきすれ違ったばかりじゃん…
スースー規則正しい寝息をたててる斗真。
不謹慎かもしれないけど寝顔でさえかっこいいって思う。
もう少し近づいても