【完】ヤンキーと天然
数十分後―…
ガラッと開いたドア。
「サトっ!!」
ぼろぼろになったサトの姿。
『今、縄解くからな』
「んで?なんで来たのよ!?あたしのことなんか…ほっとけばいいのに!」
『バカッ!!ほっとけるわけねぇだろ!?俺はお前が!!』
「…なに?」
俯くサト。
『お前のコトが好きなんだよ』
サト?耳真っ赤だよ?
「あたしも…サトが好き。大好き。助けに来てくれてありがとう」
『ゆう…か』

視線が絡み合ったとき、あたしたちは温かく、甘いキスをした。
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