【完】ヤンキーと天然
**カラオケ**


今カラオケに来ている。
「優華ちゃんなに飲む?」
「あ、ミルクティー」
「優華ちゃん、なに食べる?」
「ポッキー」
さっきからこういうのの繰り返し。
ガラは悪いけど、みんな優しいのが判明。
ただ一人、気になる人がいる。
隣の席の上田くん。
なんだが怒ってる?
「う、上田くん」
『え、なに?』
「あ、何か怒ってる??あたしなにかした??」
『え、なんで?』
「あ、優華ちゃん気にしないで!こいつもともとこういう顔だから〜」
「そうそう、だから怒ってるわけじゃねぇよ!」
「確か、園田くんと荒井くんだっけ?」
「有史でいいよ!」
「玲央でいいよ!」
「あ、分った♪」
『お、俺のことも…上田くんじゃなくて、サト…でいいから』
「分った!サト、玲央、有史♪」
笑顔を見せた時、サトの顔が真っ赤になったのは気のせい??
「サト顔赤くない?」
『暑いからだよ』
?変なの。
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