音が届ける

「テメェ・・・・・!

 調子に乗んじゃねーよ!!」


殴られる・・・!!


そう思った瞬間、


わたしと橘さんの間に、


人が現れた。



――――三島先輩だ。



「何してんの?」


怖っ!!


けっこーキレてる・・・・。


「三島先輩・・・・。」


橘さんが甘い声を出す。


「如月に何してた?」


そしてひるむことのない海翔先輩。


いやほんと怖いんですけど。


「如月さん、

 練習サボってたから怒っといたんです。」



「うそつけ。

 一部始終見てたんだけど?」
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