ちっちゃなキミ。
ちっちゃなキミ。
城北高校3年、
樋山美菜(ひやまみな)。
ベスケ部のマネージャーをしていた私は、
今日も練習に参加していた。
「センパイ、お疲れ様です」
そう言って声をかけてきたのは、
1年の矢代智章(やしろともあき)。
正直私はモテる。
さっきも2年の後輩の告白を断ってきたばかりだ。
1年から卒業した先輩まで、
色んな人が告白してくる......
でも、はっきりいって年下に興味はない。
お子様だもん、
恋愛対象になるわけない。