忘れないで。
もう滝本からのメールすら来ないよ…
絶対嫌われた…
――♪♪♪
どれくらい時間がたったのか分からない。
でも携帯のディスプレイには
滝本の名前が映されていた。
返信してないのに……
恐る恐るメールを開いた。
『は…はは』
メールを見た私は思わず笑みが溢れた。
だって滝本馬鹿すぎる……
本当に…
完璧終わったと思っていたのに
滝本は終わらせなかったんだね。
メールには―…
【ノリで付き合おっか】
晃……
どこまでが本当で嘘かなんて
何回聞いても聞き足りない。
貴方はしつこいって言ったけど
私はそれを聞ければ幸せだった。