忘れないで。
繰り返し
春が過ぎて夏がきて―――
秋が過ぎて冬がきて……
気付けば貴方と始まった冬を迎えていた。
あれから1年………
私と晃はこれでもかっていうぐらい
性格が合わないのか
喧嘩が絶えないカップルになった。
何回傷付いて傷付けたか
数えきれないくらいぶつかった。
それが不器用な私にとって
唯一の愛を確かめる方法でしかなくて
晃の身なりの変化に
不安ばかりがつのって
子供だと思っていたのに
いつの間にか男しか感じられなくて
それだけが不安だった……。