忘れないで。



『晃はスーパーマンみたい。』


いつだったか……
家を飛び出した時に晃に言った。



「ははっなにそれ」



駆けつけた晃が
いつもの笑顔を向けてくれた。


『困った時はいつも晃がいるからさぁ~本当にスーパーマンじゃない?』





子供みたいな事言って
自分の顔が急に赤くなるのを感じた。






「ん~俺がもしスーパーマンだとしたら美鈴の事一番に見つけて飛んでけるね」




その言葉が暖かく
胸に響いたの。






どんなプレゼントを貰うよりも
最高の物を貰った気がした。



< 50 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop