リア充
斎藤マコト
1月半ば、
携帯のアラームが鳴った。私を不快にさせるその音を消す為に、必死に暖かいベッドから出たら、部屋がまるで極寒の世界のようになっていた。
極寒の世界から
携帯のケータイのアラームを消すために何歩か歩く。それだけでも憂鬱だ。
ベッドの毛布にずっとくるまってたらどれだけ幸せだろうか。
やっと携帯の前にたどり着き、アラームを消した後反射的に友人のブログを徘徊した。
特別に気になる訳ではないが、なにか文章を読むことで頭を働かせて、目を覚ます。
それが私の朝の日課だ。