みらくる☆ラブライフ!!
「ねぇ真那?」
登校中、わたしは少し立ち止まって、真那にはなしかける。
「なに、なんか忘れた?」
「ううん、違くて。高校!たのしみだね!」
「うん。みっこ、ほんとずっとたのしみにしてたもんね。」
「たのしくなるかな?」
「なるよ。絶対。」
「…ありがと、真那。…一緒の高校選んでくれて。」
「俺はいつでも美子のそばにいるから。さ、急ごう。」
真那は、そう言ってわたしの手を引いて、
少しスピードをあげて歩き始めた。
わたしはにっこり笑って少し小走りになりながら
高校への道を急いだ。