[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
龍司はハァとため息をつき

「その様子だともう大丈夫そうだな」

と微笑んだ。


その微笑みに夏愛はドキッとした。

夏愛は正面から龍司の顔を見た瞬間に左の頬が赤くなっていることに気がついた。


夏愛が「その頬…」

と問い掛けると

龍司が「あぁ…気にするな。昨日は俺が悪かったんだし。」

と言って特に気にしている様子ではなかった。
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