[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
しかし龍司はその衝動にかられながらも何とか理性を保った。

龍司は優しく夏愛の
頭を撫でた。

「腹…減っただろ?ちょっと待っとけ。何か作らせる。」


そう言って立ち上がろうとしたら夏愛が龍司の袖を引っ張った。

龍司はそれに気づいて

「ん?」

と尋ねた。

夏愛は自分がしていることに気づきパッと手を離した。


「あ…えっとね…」

夏愛は言葉を詰まらせて言った。
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