[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
「龍司さん!たくさん人居るんですけど…」


「いーんだよ。見せとけば。」
今度は唇にキスをしようとした龍司。


その唇を夏愛の手が押さえた。

「ダメです。こんなに人が居たら恥ずかしいし第一こんなことをするためにここへ来た訳じゃないでしょう?」


その言葉に龍司はチッと舌打ちをしながら名残惜しげに夏愛から顔を離した。
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