[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
「てか何でここに女が居るんだよ。」


その男は心底嫌な顔をした。



多分女が嫌いなんだろう。

「ねえ、この花誰が手入れしてるの?すごく手が掛かってるね。」


しかし夏愛の言葉を
男は無視した。

「ねえ、聞いてるの?」


その言葉にも男は無視した。


「ハァ…もういーや…。」


夏愛が諦めようとした時…


「俺。」

とだけ聞こえた。
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