[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
「鉄さん…昨日はごめんなさい。私のせいで…」

私は謝った。


「俺は気にしてませんから!そろそろ龍司さん帰って来ると思いますよ。」

鉄さんはニコッと笑ってくれた。


「若が帰られました!!!」


その言葉にドキッとした。



振り向くと真っ黒のスーツに身を包んだ龍司が居た。


「龍司さん…」


「夏愛…?」


2人は気まずい空気を漂わせた。
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