[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
何だろう…

何だかほわほわする…

意識が少し戻ってきた頃
お腹に重みを感じた。



横を見るとそこには
龍司さんの整った顔があった。

「龍…司さん?」


私が声を掛けるとうっすらと目を開けた。

「ん…?夏愛起きたのか?」


私が体を起こすとようやく龍司さんのベッドの上に居ることに気づいた。


「悪かったな。大丈夫か?」


「あ、はい。平気です。」


龍司さん腕枕しててくれたの?
龍司さんの腕は赤くなっていた。


「私あれからどうしたんだっけ?」


「お前あれからのぼせて倒れたんだよ。」


あ、そっか…って

ん?私服着てる。

何で?


疑問そうに服を掴んで見ていると

「あぁ服は俺が着せた。俺以外にお前の裸見せる訳ねーだろ?」


とゆーことは全部見られた?
< 243 / 445 >

この作品をシェア

pagetop