世界の1番を君の隣で
「柚子と裕介ーっ!!
私たち帰るねっ」

『おっ!じゃーね』


私たちはいつも通りチャリに
ニケって校門を出ていく。

「きよ~どっかいこーよ!」

「え??どこ行きたいの~??」

「…マンガ喫茶!!」

「よりによってマンガ喫茶??!!
ありちゃんマンガ好きだっけ??」

「マンガ喫茶はマンガ好きな人しかいっちゃいけないんですか??
え??きよ、そおーなの??」

「はいはい!…マンガ喫茶ねっ」

きよは私のお願いに一度も
断りを入れたことはなかった。

どんなに我が儘なこといっても全部本気で考えた。

「きよ??…キスして??」

そんな願いもきよは嫌な顔一つせずにしてくれる。


だから私は思う。


きよは永遠だって。
きよは永遠に私を愛してくれるって。
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