世界の1番を君の隣で
だって…なんだか…
なんだかいじめちゃうんだもん!

「ありちゃん、ごめん!!
すっげー寝坊しちゃった」

私はそんな言葉には耳も
傾けずにチャリに乗った。


「新学期早々遅刻なんて…
嫌だからね!!
…はいっ!早く漕ぐの!」


私はイタズラっぽく笑って
腰に手を回した。

私の家の前の坂をチャリで
スーッと漕いでいく…。


またいつもの1日が始まった。
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