ミルクティーの涙空
一週間ほどかけて
あたしは全ての荷物を
持ち帰ることに成功した.
一週間、
ぜぇはぁぜぇはぁ
息を切らして
やっと
持ち帰ることが出来た.
最近バスケをしてないから
体力が衰えてると
なんだか老いた気がする...
そして
証明写真をとって
パスポート申請をして
一週間と三日が経っていた.
「亜夢!!」
あたしがご飯を食べてると
同じクラスの美月が
話しかけてきた.
「留学行くって本当!?」
美月は
普通の人の倍の声で
あたしにこう言ってきた.
「誰にも言ってなかったんだけど
本当だよ」
ちょっと困り顔で
そう答えた.
「いいなぁぁぁぁぁあ
あたしさ
外人んとこ嫁ぎたいから
いい人探して紹介して」
「...美月、あんた、英語出来ないでしょ?」
「が、頑張るもん!!
だからよろしくねー☆」
美月の得意の冗談に
一回しか突っ込めない...
なぜなら...
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