チェックメイト

気持ち

「あ・・・・・雪・・・・」

小声でささやいたその声も彼は聞き逃さなかった。

「俺んち来るっ?」

急に陽気に振り返った彼は

頬を赤らめて言った。

「・・・・・へ?」

私は一瞬何を言ってるか分からなかった。

行くという事はつまり行くという事?

「いや・・・・そーいう意味じゃなくて・・・・」

「じゃあどういう意味っ?」

るんるんして割り込んできたのは

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