チェックメイト
「あの子でしょ・・・・」

「あんな不細工なのに・・・・」

ヒソヒソ

「さっさと別れないかな・・・・」

「でも陸が傷ついたら嫌じゃん・・・・」

ヒソヒソ

「じゃああいつだけ・・・・」

何かが音を立てて崩れた。

でも私は我慢した。

目の焦点があっていない中、

必死に、必死に。

「あんたがわりぃんだよ。朝ちゃん♡」

睨んだ先に鍵がいた。

お前はいつもいつも・・・・

それを声に出そうた瞬間。

「ちょっといい?」

上級生に呼び出された。


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