チェックメイト
「で?」

「一年のくせに陸に手だしてんじゃねーよ」

「図々しいっつーの!」

「てかどんな弱み握ってるわけ!?」

「うるさ。」

思っていることを言ってしまった。

別にいいじゃん。うるさいんだもん。

「ハァ?ふざけてんのかてめー!」

ドガッ

鈍い音がした。

口から流れる血。

あまり体は強くない。

そんな私がお腹を殴られると

何が起こるかわからない。

「フッ!いい気味!てことでもう陸には近づくなよー?」

「うっせえよ。ブス共。」

「アァ?今何つった?ブス共?」

「あーいったよ。このブスネクラ軍団」

何かが切れた。

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