キミへ
2009年8月
「ねぇ有希ー、
ゥチおもろいもん持ってんだけど♪
今から会えない?」

放課後、親友の亜梨沙から家に電話が来た。

「何だそれ(笑)まぁいいや、暇だからそっち行くわぁ。」

ちょうど親がいなかった。

だから暇だったし亜梨沙の家に行くことにした。

(おもしろいもの?)

気になる…。

バックに適当に財布なんかをつめこんで

家を急いで出た。

夏だから走ると暑い。


〝ピンポーン″

「おーいらっしゃーい♪」

亜梨沙の家についた。

いつものように部屋に行く。

(あれ…?)

部屋につくと嗅ぎ覚えのある、

でもとても好きにはなれそうにない匂いがした。

「じゃーん!!」

笑顔で私の前にある物を出す。

「あー!!やっぱりwたばこじゃんッッ☆それどうしたの?」

「これねー…親のぱくった。あと族の先輩からもらった!」

私は「あんた族とも関係してるのか」と呆れつつ、

一本亜梨沙から受け取った。
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