純愛を愛する彼女を持つなら

「どうもありがと」

礼を言うと、うつむいている彼女は首を振る。

背が小さくって、胸も小さいのか。

微妙だな。

まぁ、メアド交換はタダだしね。

「俺で良かったらいいよ」

「ほんと!?ありがとう!!」

彼女は顔を上げてぱぁっと明るい笑顔を見せる。

彼女自体に色がつく。

背景に色がついた。

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