過去と未来と君と僕
初日とあって 教室はとても静かだった。
『何か気まずい』
誰も喋らないと、こんなに静かなんだと
-沈黙-という言葉を再認識した。
授業はどれも自己紹介。
何を言おうか考えるけど
普通の事しか言わない。
「西村麻人(にしむら まさと)です。
好きな事は音楽を聞く事。
中学時代は陸上部でした。
よろしくお願いします。」
至って普通。
もう少し付け加えるなら
1年2組出席番号27番
席は左から2列目の前から3番目
良くもなく 悪くもない。
強いて言えば、窓側だから
暇な時は空を眺められる。
後ろ以外は 右も左も女の子...
だけど俺にとっては、
どうでもいい。
1限が終了し休憩時間
同じ学校から来た友達同士で集まり
いくつもの集団ができていた。
それらをいくつか見渡したが、
俺は席から動かなかった。
友人とはクラスが別々だったからだ。
『後ろの人は、どんな人だろう・・・』
自己紹介で少し気になっていた。
だがその時は、声をかけなかった。
――2限が終了し休憩時間。
『ちょっと挨拶でもしてみるか・・・
一年間同じクラスなんだし』
そう思い
後ろをゆっくりと振り向き.....
「どうも。はじめまして」
「どうも」
挨拶は返してくれた。
「俺は麻人 同じ陸上部出身だ、よろしくな。
因みにハイジャンやってたんだ。」
「よろしくね。俺は橋場英明(はしば ひであき)
棒高やってるんだ。」
『なんだクールだな・・・』
お互い陸上部だったからか、
かなり気が合った。
次の休憩時間からいろんな事を話した。
――そんな日の昼休み――
『何か気まずい』
誰も喋らないと、こんなに静かなんだと
-沈黙-という言葉を再認識した。
授業はどれも自己紹介。
何を言おうか考えるけど
普通の事しか言わない。
「西村麻人(にしむら まさと)です。
好きな事は音楽を聞く事。
中学時代は陸上部でした。
よろしくお願いします。」
至って普通。
もう少し付け加えるなら
1年2組出席番号27番
席は左から2列目の前から3番目
良くもなく 悪くもない。
強いて言えば、窓側だから
暇な時は空を眺められる。
後ろ以外は 右も左も女の子...
だけど俺にとっては、
どうでもいい。
1限が終了し休憩時間
同じ学校から来た友達同士で集まり
いくつもの集団ができていた。
それらをいくつか見渡したが、
俺は席から動かなかった。
友人とはクラスが別々だったからだ。
『後ろの人は、どんな人だろう・・・』
自己紹介で少し気になっていた。
だがその時は、声をかけなかった。
――2限が終了し休憩時間。
『ちょっと挨拶でもしてみるか・・・
一年間同じクラスなんだし』
そう思い
後ろをゆっくりと振り向き.....
「どうも。はじめまして」
「どうも」
挨拶は返してくれた。
「俺は麻人 同じ陸上部出身だ、よろしくな。
因みにハイジャンやってたんだ。」
「よろしくね。俺は橋場英明(はしば ひであき)
棒高やってるんだ。」
『なんだクールだな・・・』
お互い陸上部だったからか、
かなり気が合った。
次の休憩時間からいろんな事を話した。
――そんな日の昼休み――