Love Song~to The SKY~
ボーリングをやめ、私達は夕飯を食べにファミレスへ入った。
「皆さんなに食べますぅ〜?」
いつのまにかこの忘年会の幹事みたくなってしまった村井さんが、メニューを片手にみんなに聞いている。
「とりあえず大人はビール絶対ね!」
「えー?!俺弱いんすけど!」
「あたしカルボナーラたべよっかな?」
あたしのとなりに座ってるメイがメニューを見てつぶやいた。
メニューに向いてた瞳があたしを見たかと思うと、あたしに相談を持ちかけた。
「ねぇ、カルボナーラと、タラコといかのスパゲティどっちがいいと思う?!」
「ん〜あたしはタラコがいいかなあ!」
「でもでもぉカルボナーラもさぁ!!」
「じゃあさ、これ同じ値段だし、半分こしない?」
「いいね!そうしよ!村井さ〜ん、決りました!」
そんなふうに村井さんに無邪気に近付けるメイを本当にうらやましく思う。