Love Song~to The SKY~
デート
年も明けて、冬休みもあっという間に終わり、学校が始まる。
「「えーーーーー?!?!」」
あたしたちの会話は、思えば「あけおめ」よりも先に、驚きの叫びが響いた。
ミカとチトセの声は、新年早々、耳に響く・・・。
「彼氏できたの?!しかも村井さんて人じゃなくてた、立石さんて人と?!」
興奮気味に聞いてきたのは、目をこれでもかってほど見開いたミカだ。
「う、うん・・・コクられて、すごく思ってくれてるのがわかったから・・・っていうか、なんか、このまま村井さんを思ってるのも無意味な気がして・・・」
「何いってんの?カイトはどうなんのよ・・・」
カイトくん・・・。
あたしははっとした。
カイトくんだって、あんなにあたしのこと思ってくれたのに。
なんであたし、カイトくんはだめで、立石さんはよかったんだろう・・・。