Love Song~to The SKY~



 リョウは、右手は、ハンドルで、体をこっちにずらし、あたしをそっと抱きしめた。

「ちょ、ちょっと・・・前・・・」
「ちょっとだけ・・・」

 
 そして体が離れると、あたしの顔を見つめ、そっと顔がちかづいてきた。
 

 あたしはぎゅっと目をつむったら、唇ではなくほほに感触が走った。

「ふっ、ぎゅっと目ぇつむっちゃって。期待したでしょ?笑」
「う、うるさい!!」
「ほんとにキスしたほうがよかった?笑」
「別にそんなことない!!もう!!」
「いじけたいじけた笑」


 ・・・でも、よけることはできなかったけど、ちょっと安心したかも。

 
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