Love Song~to The SKY~




 前の車との間隔が少しあき、あたしたちの車は少し前に進む。
 一度進み始めると、ズルズルとどんどん進むようになった。

 リョウはハンドルをにぎり前を向いて運転を始めた。


「俺は、鈴が好きだから。
 鈴以外、考えられねえから」

 きゅう・・・。
 

 胸がしめつけられた。
 

「うん・・・ありがとう」


「大丈夫。お前が純を思ってる限り、手ぇ出さねえから」




 そのあとは、普通の会話に戻って、2時間かかる道が、なんだか短く感じた。

 
 リョウ、あたし、リョウを心から好きになるように頑張るから。
 これだけ思ってくれてる。
 あたしも思うよ。

 
 大好きだよ・・・。

 リョウ・・・。



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