Love Song~to The SKY~



「いいよ」


 救急箱に消毒液などをしまうリョウの横顔を見て、なんだか甘えたくなり、あたしはリョウの隣の席に移り、ピタッとリョウの胸にひっついた。

「ん?どした?急に」
「なんだか甘えたくなっちゃって・・・」
「そんなことされたら俺襲っちゃうよ?笑」

 その言葉を聞いてあたしは顔が真っ赤になり、すぐに離れた。

「もう!!リョウは~!!」
「ははは!!」


「休憩入りま~す。おいおい、二人ともあんまいちゃつくなよ~?」

 店長も休憩室に入ってきて、そんなことを言われた。

 
 あたしは、ほんの少しだけ、村井さんじゃなくてよかったと、想ってしまった。



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