Love Song~to The SKY~
バイトも終わったその夜、あたしは村井さんからのタオルを、きれいに手洗いして、乾かしていた。
どうしよう・・・。
いつ返せるかな・・・。
次シフトいつ一緒だっけ・・・。
そんなことを考えていたら、携帯が震えた。
「・・・村井さん」
あたしの胸は一つ脈打った。
電話にでる。
「はい、もしもし」
「もしもし〜和泉さん〜?手、大丈夫?」
そんなことでわざわざ電話くれたんだ・・・。
胸がきゅ〜んとして、村井さんへの気持ちがあふれてならなくなった。
「はい、村井さん、今日本当にありがとうございました!!」
「いいよ、いいよ〜。てか俺なんもしてないし!!」
「いえいえタオルとか・・・!!あ、いつ返せばいいですか?」
「いつでもいいよ〜気にしないで」
「ありがとうございます!」
・・・ほんとに嫌になっちゃう。