Love Song~to The SKY~
準彼女
「・・・和泉さん、聞いてほしい話があるんだけど」
村井さんの胸でなき続けていたあたしに村井さんが話し掛けてきた。
「ぐす・・・何ですか?」
村井さんの次の言葉を待った。
「さっきさ、和泉さんがお店から出ていったとき、ちょっと混乱してたんだけどね。
少したって冷静になってから、あぁ、もう和泉さんと遊べなくなるんだなあって思ったら・・・」
少し黙って、また続けた。
「・・・嫌だって、思った」
・・・この人は、今何を言っているんだろう。
信じられない状況にあたしはただ目を見開くだけだった。
「もっと和泉さんとご飯食べたいと思った。離れるなんていやだと思った・・・」
「・・・」
「気付いたら、俺も店飛び出して、電話かけながらやみくもに走ってた」