Love Song~to The SKY~



 あたしも笑顔になり右手を振りながら駆け寄る。


「純!」

「鈴!おつかれ」


 二人用の席と思われる少し小さめの席のソファー側に座っていた純。

 あたしがその向かい側に座ろうとすると、純が立ち上がった。

「鈴、疲れたでしょ?こっち座りな」


 そういっていとも軽々とあたしの荷物を持ち上げると
 ソファーのうえに置いた。


 こんな胸があったかくなるような純の優しさが大好き。

「いいの?ありがとう!」


「飲み物注文してこようか、行こう」


 あれ?
 と思いテーブルを見ると
 純は飲み物を頼んでないみたい。

 
「え、待っててくれたの?先に飲んでて良かったのに」
「いいんだよ~!」


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