Love Song~to The SKY~
唇が離れ、そっと抱きしめられる。
「好きだよ、鈴」
また涙があふれた。
彼カノにはなったけど、どこか今までの延長線上で・・・あたしの中にあったしこりをいとも簡単に純は消火してしまう。
純・・・純。
「あたしも・・・純が好き、大好き!」
もう一度あたしたちはキスをした。
それはまるで吸い込まれるように・・・。
今度は触れるだけの優しいキスでなく、次から次へとお互いを求め降り注ぐ甘い甘いキス。
ちゅっ、ちゅって音が出ちゃってちょっと恥ずかしかった。
でも、もっともっとほしくて、あたしもやめることなく純を求めつづけた。
付き合って初めてのクリスマス、純はたくさんプレゼントをくれたね。
指輪に、サプライズに、キス・・・。
サプライズ、ほんとに気づかなかったし、驚いたし、うれしかったよ。
純はいつもちっちゃくかっこつけたがったよね。
そんなところも、たまらなくいとしかったよ。
止まらずキスが続く。
純の舌が入ってきて、あたしもそれにこたえるようにからめる。
「・・・んっ、・・・っ」
あたしから、聞いたことのないような声が漏れてしまう。
純、ずっとあたしを好きでいてね・・・。