Love Song~to The SKY~
年明け
クリスマス後もあたしたちは予定が合えば会って、遊んだりしていた。
純の家にはよく行っていたけどあたしの家には恥ずかしかったから呼ばなかった。
「鈴、年明けどうする?」
「え、なにが?会わないの?」
スタバでお茶。
純はホットコーヒーを、
あたしはフラペチーノをストローでつつきながら疑問な顔で純の方を向いた。
「いや、会うよ?それは大前提!」
純の言葉にホッと安堵感。
「よかった~じゃぁなんで??」
「いや、おれんち泊まりにこないかなって」
少し遠慮がちな声で聞いてくる純。
行く!行きたい!
すぐにそう答えたかった…でも、親が許さない。
「行きたいよ、行きたいけど、親が許さないよ…」
あたしはすごく悲しそうな顔してたんだと思う。
純が困った申し訳ない顔して手を握ってきたから。
「ごめん、そうだよね…もっと一緒にいたくて…」
「ううん、あたしももっと一緒にいたいから」
「年明けの瞬間は一緒に入れないけど、今年最後の日と来年最初の日は一緒にいような」
またかっこつけちゃって・・・
自然と笑みがこぼれる。
「うん・・・」