Love Song~to The SKY~
家に帰って、ダメ元で親に頼んでみることにした。
「ねぇ、お父さん、お母さん・・・。年末年始、彼氏の家に泊まりにいっちゃ駄目かなあ・・・?」
おそるおそる聞くと、
「そりゃ、駄目にきまってるだろ」
「だよね・・・。どうしても、だめ?」
「駄目だ」
やっぱり駄目か・・・。
残念だけどしょうがない。
このとき、あんなことが起こるってわかっていたなら・・・あたしは泣いて頼んでも、嘘をついてでも、純の家に泊まりに行って、少しでも長く一緒にいれたのに。
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12月31日。
今日は朝早くから純の家に来てた。
純の家族は親戚の家に泊まりに行ってるんだって。
だから二人で家でまったりしていた。
「鈴、ごめんね?こないだは無理いって」
「ううん、いいの!多分高校卒業したら、大丈夫になると思うから、そしたら、泊まりにくる!いっぱい」
「うん。待ち遠しいね」