Love Song~to The SKY~
ひとつになった日
「純…?どしたの?」
しばらくの沈黙の後、純はやっと口を開いた。
「ごめんね、鈴のあんな声聞いたら理性飛びそうになって」
……っ!
いっきに顔が熱くなるのがわかる。
きっと今のあたしは耳まで真っ赤だろう。
なんていっていいのかわからない。
「鈴…?」
純がそばにきてあたしの頬に手をあて、優しい表情で言ってきた。
「俺、鈴がほしい」
熱が出るんじゃないか、出てるんじゃないかってくらい、体と顔が熱い。
純から目を離すこともできず、心臓が高鳴っていくのをただ感じていた。
純はただあたしの言葉を待ってる。
あたしを、求めてくれてる。
でもあたしはしたことない。
当たり前だけど…怖い。
怖いけど…
それでも…
純が……ほしい
純の顔を恐る恐る見上げるように見つめながら、あたしは静かに頷いた。