Love Song~to The SKY~
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「鈴、鈴っ起きて!」
遠くで聞こえるような純の声。
「んー…?え!」
あたしは飛び起きる。
どうやら寝ちゃってたみたい。
時計を見ると、門限まではまだ時間があるようで一安心。
「ごめん、寝ちゃってたねっ」
純に笑顔を向けると同時に震える身体。
あ!!!
服着てない!!!
服を着てないことに気づいたあたしは、
とっさに毛布で体を隠した。
純はこっちを見つめいたずらに笑ってる。
「恥ずかしがらなくても、さっき全部みたよー」
ニヤニヤと笑う純の顔を見てあたしの顔が真っ赤になるのがわかる。
「もーー!」
怒って毛布にくるまり顔を隠しつつ、あたしもさっきまでの出来事を思い返し、顔をニヤつかせていた。